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MEXC徹底レビュー|業界最安手数料と2,700銘柄の実力を検証【2026年版】

2026.02.25
16 min read
MEXC取引所レビュー手数料暗号資産
MEXC徹底レビュー|業界最安手数料と2,700銘柄の実力を検証【2026年版】

※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

重要なお知らせ: MEXCは日本の金融庁に未登録の海外取引所です。本記事は情報提供を目的としており、利用を推奨するものではありません。最新の規制動向を確認の上、自己責任でご判断ください。

はじめに

こんにちは、スイスのクリプトバレー(ツーク州)を拠点に活動しているCiviです。暗号資産取引所の選択は、投資家にとって最も重要な意思決定の一つです。手数料、取扱銘柄数、セキュリティ、そして使いやすさ——これらの要素が、あなたの投資体験を大きく左右します。

数ある海外取引所の中でも、MEXCは「業界最安水準の手数料」と「圧倒的な銘柄数」で注目を集めている取引所です。2018年の設立以来、急速に成長を遂げ、現在では世界中のトレーダーに利用されています。しかし、その実力は本物なのでしょうか?

本記事では、クリプトバレー在住者として日常的に複数の取引所を使い比べている私が、MEXCの特徴、手数料体系、セキュリティ対策、そしてメリット・デメリットを徹底的に検証します。客観的なデータと実体験に基づき、MEXCがどのようなユーザーに適しているのかを明らかにしていきます。

目次

  • MEXCとは?基本情報と沿革
  • 手数料を徹底比較——本当に業界最安か?
  • 取扱銘柄数と取引機能
  • セキュリティ対策と安全性
  • MEXCのメリット5選
  • MEXCのデメリットと注意点
  • 他の主要取引所との比較
  • 口座開設の手順
  • 日本居住者が知るべき規制上の注意点
  • クリプトバレーから見たMEXCの評価
  • まとめ
  • よくある質問(FAQ)
  • 参考文献

MEXCとは?基本情報と沿革

MEXCは、2018年にセーシェルで設立された暗号資産取引所です。当初は「MXC」という名称でしたが、2021年に現在の「MEXC」にリブランディングされました。この名称は、Most trending tokens(最もトレンドのトークン)、Everyday airdrops(毎日のエアドロップ)、Xtremely low fees(極めて低い手数料)、Comprehensive liquidity(包括的な流動性)の頭文字を取ったものです。

項目詳細
設立年2018年
本社所在地セーシェル
取扱銘柄数2,700種類以上
スポット取引ペア3,000以上
先物取引ペア1,200以上
対応言語日本語を含む多言語対応
ライセンス英国FCA(2025年取得)
セキュリティ評価CER.live「A」ランク

2025年には英国の金融行為規制機構(FCA)からライセンスを取得し、規制面での信頼性を高めています。ただし、日本の金融庁には未登録であり、この点は後述する「規制上の注意点」で詳しく解説します。

手数料を徹底比較——本当に業界最安か?

MEXCの最大の特徴は、その手数料の安さです。特に現物取引のメイカー手数料が0%(無料)である点は、他の取引所と比較しても際立っています。

取引手数料の比較

取引所現物メイカー現物テイカー先物メイカー先物テイカー
MEXC0.00%0.05%0.00%0.02%
Binance0.10%0.10%0.02%0.05%
Bybit0.10%0.10%0.02%0.055%
Bitget0.10%0.10%0.02%0.06%
OKX0.08%0.10%0.02%0.05%

この比較表を見れば一目瞭然です。MEXCの現物メイカー手数料0%は、主要取引所の中で最安水準であり、頻繁に取引を行うアクティブトレーダーにとって大きなコスト削減効果があります。先物取引においても、テイカー手数料0.02%はBybitの0.055%やBitgetの0.06%を大きく下回っています。

入出金手数料

暗号資産の入金手数料は無料です。出金手数料は通貨とネットワークによって異なりますが、主要通貨の例は以下の通りです。

通貨最小出金額出金手数料
Bitcoin (BTC)0.0001 BTC0.00002 BTC(約300円)
Ethereum (ETH)0.002 ETH0.00015 ETH(約80円)
USDT (ERC-20)10 USDT0.64 USDT
USDT (TRC-20)1 USDT1 USDT

出金手数料も業界水準と比較して低めに設定されており、資金移動のコストを抑えたいユーザーにとって好ましい条件と言えます。

取扱銘柄数と取引機能

MEXCが他の取引所と一線を画すもう一つの要素が、その圧倒的な銘柄数です。2,700種類以上の暗号資産を取り扱っており、これは業界トップクラスの数字です。特に、新興プロジェクトのトークンが他の取引所よりも早く上場される傾向があり、初期段階から有望なプロジェクトに投資したいユーザーにとって大きな魅力となっています。

主な取引機能

MEXCは、単なる現物取引にとどまらず、多様な取引機能を提供しています。

現物取引(Spot Trading): 3,000以上の取引ペアで暗号資産の売買が可能です。UIは直感的で、初心者でも迷わずに操作できます。

先物取引(Futures Trading): 1,200以上の先物取引ペアに対応し、最大200倍のレバレッジを提供しています。BTC/USDTなどの主要ペアでは、定期的に手数料無料キャンペーンも実施されています。

コピートレード: 経験豊富なトレーダーの戦略を自動的にコピーできる機能です。自分で分析する時間がない方や、プロの手法を学びたい初心者に適しています。

トレーディングボット: グリッドボットやDCAボットなど、自動売買ツールが内蔵されています。24時間365日、設定した戦略に基づいて自動的に取引を実行します。

DEX+: MEXCが提供するオンチェーン取引機能で、中央集権型取引所の利便性を保ちながら、分散型取引所のような直接的なトークン取引が可能です。

ステーキング: SOLのリキッドステーキングをはじめ、複数の暗号資産でステーキング報酬を得ることができます。

Launchpad / Kickstarter: 新規プロジェクトのトークンセールに早期参加できるプラットフォームです。MXトークン(MEXC独自のユーティリティトークン)を保有することで参加資格が得られます。

セキュリティ対策と安全性

暗号資産取引所を選ぶ上で、セキュリティは最も重視すべき要素の一つです。MEXCは設立以来、重大なハッキング被害を一度も受けていないという実績を持っています。これは、同社のセキュリティ体制が堅固であることを示す重要な指標です。

セキュリティ機能の概要

二段階認証(2FA): SMS認証、認証アプリ(Authy、Google Authenticatorなど)、パスキーに対応しています。ログインや出金時に追加の認証を要求することで、不正アクセスを防止します。

ホット/コールドウォレット分離: ユーザー資産の大部分をオフラインのコールドウォレットで保管し、オンラインのホットウォレットには必要最小限の資金のみを保持する方式を採用しています。

保険基金: プラットフォームレベルの問題に対応する5.57億ドル(約800億円)の保険基金と、ユーザー向けセキュリティインシデントに対応する1億ドル(約150億円)の「Guardian Fund」を設置しています。

Proof of Reserves(準備金証明): ユーザー資産を1:1で裏付けていることを証明するレポートを隔月で公開しています。これにより、FTXのような事態が発生しないことを透明性をもって示しています。

出金ホワイトリスト: 信頼できるウォレットアドレスのみに出金を制限する機能です。新しいアドレスの追加後24時間は出金がブロックされるため、万が一アカウントが侵害された場合でも資金流出を防ぐことができます。

アンチフィッシングコード: MEXC公式の通信に表示されるカスタマイズ可能なコードで、フィッシング詐欺を識別するのに役立ちます。

第三者監査: セキュリティ企業Hackenと提携し、定期的な第三者監査を実施しています。独立したセキュリティ評価機関CER.liveからは「A」ランクの評価を受けています。

MEXCのメリット5選

1. 業界最安水準の取引手数料

現物取引のメイカー手数料0%は、頻繁に取引を行うトレーダーにとって圧倒的なコスト優位性をもたらします。年間の取引コストを大幅に削減でき、その分を投資リターンに回すことが可能です。

2. 圧倒的な銘柄数と早期上場

2,700種類以上の暗号資産を取り扱い、新興トークンの上場スピードも業界トップクラスです。他の取引所では入手できないトークンに早期からアクセスできるため、先行者利益を狙う投資家にとって大きなアドバンテージとなります。

3. 堅固なセキュリティ体制

設立以来ハッキング被害ゼロ、5.57億ドルの保険基金、1:1の準備金証明、CER.live「A」ランク評価——これらの実績は、MEXCのセキュリティに対する真剣な取り組みを物語っています。

4. 多様な取引機能

現物・先物取引に加え、コピートレード、トレーディングボット、DEX+、ステーキング、Launchpadなど、一つのプラットフォームで多様な投資戦略を実行できます。

5. 日本語サポート対応

プラットフォームは日本語に対応しており、日本語でのカスタマーサポートも提供されています。海外取引所でありながら、言語の壁を感じることなく利用できる点は、日本のユーザーにとって大きな安心材料です。

MEXCのデメリットと注意点

1. 日本の金融庁に未登録

これは最も重要な注意点です。MEXCは日本の金融庁に登録されていないため、日本の法的保護の対象外となります。万が一トラブルが発生した場合、日本の法律に基づく救済を受けることが困難になる可能性があります。

2. 法定通貨の出金オプションが限定的

暗号資産の入出金は充実していますが、法定通貨(日本円など)での直接的な出金オプションは限定的です。日本円への換金には、国内取引所を経由する必要がある場合があります。

3. 一部の高度な注文タイプが未対応

OCO注文(One Cancels the Other)など、一部の高度な注文タイプには対応していません。複雑な注文戦略を多用するプロトレーダーにとっては、やや物足りなく感じる場面があるかもしれません。

4. TrustPilotでの評価が低め

TrustPilotでの評価は1.8/5と低めです(ただし、Binanceも1.4/5と同様に低い傾向があります)。主な不満点は、リスク管理システムによるアカウント制限や、KYC要求に関するものです。MEXCは否定的なレビューの82%に返信しており、ユーザーフィードバックへの対応姿勢は見られます。

5. DEX+のミームコインリスク

DEX+機能では多数のミームコインが取引可能ですが、中には信頼性の低いプロジェクトも含まれています。特にDEX+を利用する際は、投資対象の十分なリサーチが不可欠です。

他の主要取引所との比較

項目MEXCBybitBinanceBitget
取扱銘柄数2,700+1,300+400+(日本版)800+
現物手数料(テイカー)0.05%0.10%0.10%0.10%
先物手数料(テイカー)0.02%0.055%0.05%0.06%
最大レバレッジ200倍100倍125倍125倍
KYC必須いいえはいはいはい
日本語対応ありありあり(日本版)あり
日本の金融庁登録なしなしあり(日本版)なし
セキュリティ評価CER.live ACER.live AAACER.live AAACER.live A
ハッキング被害なし2025年に被害ありなしなし

MEXCは手数料と銘柄数で明確な優位性を持っていますが、セキュリティ評価ではBybitやBinanceに劣ります。また、KYCが必須でない点は利便性の面ではメリットですが、規制遵守の観点からは議論の余地があります。取引所の選択は、自身の優先事項(コスト重視か、セキュリティ重視か、銘柄数重視か)に基づいて判断すべきです。

口座開設の手順

MEXCの口座開設は、数分で完了するシンプルなプロセスです。

  1. MEXCの公式サイトにアクセスMEXC公式サイトにアクセスし、「新規登録」ボタンをクリックします。

  2. メールアドレスまたは電話番号で登録 — メールアドレスまたは電話番号を入力し、パスワードを設定します。Google、Apple、MetaMask、Telegramアカウントでの登録も可能です。

  3. 認証コードの入力 — 登録したメールアドレスまたは電話番号に送信される認証コードを入力します。

  4. 二段階認証(2FA)の設定 — セキュリティ強化のため、Google AuthenticatorやSMS認証を設定することを強く推奨します。

  5. KYC(本人確認)の実施(任意) — MEXCはKYCなしでも基本的な取引が可能ですが、KYCを完了することで出金限度額の引き上げやすべての機能へのアクセスが可能になります。

→ MEXCの口座を開設する

日本居住者が知るべき規制上の注意点

日本の金融庁は、無登録の海外暗号資産交換業者に対して繰り返し警告を発出しています。 MEXCは日本の金融庁に登録されていないため、以下の点を十分に理解した上で利用を検討する必要があります。

法的保護の限界: 日本の金融庁に登録された取引所では、利用者保護のための各種規制(分別管理、信託保全など)が適用されますが、未登録の海外取引所にはこれらの保護が及びません。

税務上の義務: 海外取引所を利用した場合でも、日本居住者には暗号資産取引による利益に対する申告・納税義務があります。海外取引所は日本の税務当局への情報提供を行わないため、自身で正確な取引記録を管理し、確定申告を行う必要があります。

今後の規制強化の可能性: 日本政府は暗号資産規制の強化を段階的に進めており、将来的に海外取引所へのアクセス制限やアプリ配信停止などの措置が取られる可能性も否定できません。

自己責任の原則: 海外取引所の利用は完全に自己責任です。投資判断を行う前に、最新の規制情報を必ずご自身で確認してください。

クリプトバレーから見たMEXCの評価

クリプトバレーに住んでいると、世界中の取引所の動向を間近で観察する機会に恵まれます。MEXCについて、現地のトレーダーやプロジェクト関係者から聞く評価は概ね好意的です。特に評価されているのは、新興トークンの上場スピードの速さと、手数料の安さです。

スイスでは、暗号資産に対する規制が比較的明確で進歩的であるため、多くのプロフェッショナルが複数の取引所を使い分けています。MEXCは、特に「まだ大手取引所に上場していない有望なプロジェクトのトークンを早期に取得する」という目的で利用されるケースが多い印象です。

一方で、メインの資産保管場所としてMEXCを使うプロフェッショナルは少数派です。大口の資産はより規制の厳しい取引所や、ハードウェアウォレットで管理するのが一般的です。MEXCは「攻めの取引」に適した取引所であり、「守りの資産管理」には別の手段を組み合わせるのが、クリプトバレーのプロたちの一般的なアプローチと言えるでしょう。

まとめ

MEXCは、業界最安水準の手数料圧倒的な銘柄数を武器に、急速に存在感を高めている暗号資産取引所です。現物メイカー手数料0%、2,700種類以上の取扱銘柄、新興トークンの早期上場、そして設立以来ハッキング被害ゼロという実績は、多くのトレーダーにとって魅力的な選択肢となり得ます。

しかし、日本の金融庁に未登録であるという事実は、日本居住者にとって無視できないリスクです。法的保護の限界、今後の規制強化の可能性、そして税務上の自己管理の必要性を十分に理解した上で、自己責任の原則に基づいて判断することが重要です。

取引コストを最小化したい方、多様な銘柄にアクセスしたい方、新興プロジェクトに早期から投資したい方にとって、MEXCは検討に値する選択肢です。一方で、規制遵守を最優先する方や、法定通貨での入出金を重視する方は、金融庁登録済みの国内取引所を選択する方が適切かもしれません。

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よくある質問(FAQ)

Q1: MEXCは安全ですか?

A1: MEXCは設立以来、重大なハッキング被害を受けていません。5.57億ドルの保険基金、1:1の準備金証明、Hackenによる第三者監査、CER.live「A」ランク評価など、セキュリティ対策は充実しています。ただし、日本の金融庁に未登録であるため、日本の法的保護の対象外となる点には注意が必要です。

Q2: MEXCの手数料は本当に安いですか?

A2: はい、主要取引所の中で最安水準です。現物取引のメイカー手数料は0%(無料)、テイカー手数料は0.05%です。先物取引でもメイカー0%、テイカー0.02%と、Bybit(0.055%)やBitget(0.06%)を大きく下回っています。

Q3: KYC(本人確認)は必須ですか?

A3: いいえ、MEXCはKYCなしでも基本的な取引が可能です。ただし、KYCを完了することで出金限度額が引き上げられ、すべての機能にアクセスできるようになります。セキュリティの観点からも、KYCの完了を推奨します。

Q4: 日本円での入出金はできますか?

A4: MEXCでは、クレジットカードやサードパーティ決済を通じた法定通貨での暗号資産購入が可能ですが、日本円での直接的な出金オプションは限定的です。日本円への換金には、国内取引所を経由する方法が一般的です。

Q5: MEXCはどのような人に向いていますか?

A5: 取引コストを最小化したいアクティブトレーダー、多様な銘柄(特に新興トークン)にアクセスしたい投資家、そしてコピートレードやトレーディングボットなどの自動売買機能に興味がある方に適しています。一方、規制遵守を最優先する方や、法定通貨での入出金を重視する方には、金融庁登録済みの国内取引所をお勧めします。

参考文献

  1. MEXC Official Website - https://www.mexc.com/
  2. Webopedia: MEXC Review 2026 - https://www.webopedia.com/crypto/exchanges/mexc-review/
  3. VentureBurn: MEXC Review February 2026 - https://ventureburn.com/mexc-review/
  4. CER.live: Crypto Exchange Security Ratings - https://cer.live/
  5. 金融庁: 無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について - https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku.html